情報
中国の主な伝統祝日
|
![]() |
中国では旧暦の元日は「春節」と呼ばれ、賑やかに祝われます。特別な料理や新しい服を作ったり、対聯を貼ったりして楽しみます。昔から爆竹を鳴らして邪気を祓い、天地と祖先を祭る慣わしがありますが、現在の都会では、安全のために禁止されています。ここで春節に関する面白いことをいくつあげます。
![]() 対聯を貼ったり、提灯をかけたり |
「対聯」とは、一定の規則に従って文字を3枚の赤い紙に書き、建物の入り口の両側、また部屋の中に貼るものです。右側に貼る「上聯」と左側に貼る「下聯」は言葉の意味が対照的になる対句であり、上に貼る「横批」にはこの対句の意味をまとめる言葉が使われます。また、赤い提灯に明かりを灯して家の玄関の上に吊るします。夜になると、あちらこちらに赤い明かりが灯され、お祝いの雰囲気でいっぱいになります。 |
![]() 年画と”福”の文字を貼る |
「年画」は、新年を祝い、吉祥を祈るものとして、特に農村では欠かせないものです。「福」の文字を逆さまに貼り付けるのは、それを見た人々に「福倒」と言わせるためだといわれています。中国語の「倒」と「到」が同じ発音なので、「福が到った」とおめでたい意味になるのです。 |
![]() 餃子かもちかの作り |
春節の前には、みんなでおしゃべりをしながら餃子や餅作りを楽しみます。中国の北部では「餃子」を作ります。餃子の形は「元宝」と似ています。南部では「餅(年糕)」を作ります。「年糕」の発音は、年々上がると言う意味の「年高」と同じ発音をしています。地方によっては、春節のためにたくさんの饅頭や揚げ物を作ったり、野菜を洗って、肉を冷凍保存することもあります。春節の間、新年の挨拶回りから家に戻ると、春節前に用意した材料でご馳走を作ります。料理作りの手間を省く工夫です。 |
![]() 大晦日の団円 |
大晦日の夜は、家族全員が揃って「団円飯」を食べます。昔は自宅で食べるのが一般的でしたが、現在はレストランを利用する家庭も少なくありません。どこで食事をしても、料理には必ず魚が使われています。中国語で「魚」と「余」の発音は同じで、「毎年も余りがあるように」という気持ちがこめられています。食事後はみんなでテレビを見たり、トランプや麻雀をしながら「守歳」をします。「守歳」とは、大晦日の夜一睡もせず夜を明かすことで、こうして新年を迎えます。また、夜の12時になると、あちらこちらで爆竹と花火の鳴る音が聞こえ始めます。 |
![]() 新年の挨拶し、お年玉をもらい |
「拝年」は新年の挨拶をすることです。旧暦の1月1日の夜が明けないうちに家を出発し、自分よりも年配の方に新年の挨拶をしに行きます。この時、子供たちはお年玉をもらうことができます。ある地方では「拝年」は午前中のみに限られ、午後は家でのんびりしたり、友達と遊んだり、伝統行事を見たりして新年を祝います。 |
![]() 元宵節の提灯祭り |
旧暦の1月15日は「元宵節」です。「上元節」、「灯節」とも呼ばれます。「元宵節」の夜には、色とりどりの灯篭を吊るしてもち米から作られた元宵を食べ、飾り提灯に張られている謎の文句を解き明かしたり、花火を楽しんだりするのが伝統的な過ごし方です。「団欒」と同じ意味の「元宵」(もち米で作った餡入り団子)には、一家団欒の願いが込められており、とても人気のお菓子です。 |
![]() 清明の墓参り |
中国の「清明節」は祖先の墓参りをする日です。草むしりをして墓を掃除することから、「掃墓節」とも呼ばれます。春を迎えて郊外を散歩したり、遠足に行くことが多くなることから、「踏青節」とも呼ばれています。また、「清明節」の頃には雨がよく降るため、清明の前後に瓜を植えたり、豆をまくとよい、とよく言われます。 |
![]() 端午節ドラゴンボートを漕ぎ、粽を食べ |
旧暦の5月5日は端午の節句です。中国では「端午節」と言います。「端陽節」とも、「五月節」とも呼ばれます。この日は粽を食べたり、竜舟(ドラゴンボート)レースを行ったり、香り袋を互いに贈ったりして祝います。家の入り口には菖蒲を挿して飾り、邪気を追い払います。 |
![]() 牛郎と織姫の再会 |
旧暦の7月7日は中国の「七夕節」です。「乞巧節」とも「女児節」とも呼ばれます。天上の織姫と牛飼いの青年との神話伝説が由来のお祭りです。二人の一年に一度の再会を実現するために雀が天橋を築きに飛んでいくため、この日には雀がいなくなるという話があります。「牽牛織女の物語」の神話の他にも、「針仕事の上達」や「縁結びと子宝」などのお願い事をかなえてくれるという民間信仰もあります。現在この祝日を「中国のバレンタインデー」ともいいます。 |
![]() 中秋の月、団円の夜 |
旧暦の8月15日は「中秋節」です。満月は家族団欒の象徴と考えられ、収穫を目前にした(秋であるため)この日に家族が集まり、食事をしたり、月餅を食べたりして、家族の幸せを祈ります。この日に月餅を食べることから、月餅を贈りあう習慣が生まれ、月見の日でもあります。 |
![]() 「九九重陽」老人の祝日 |
旧暦の9月9日は「重陽節」です。中国の古典「易経」では9という数字は陽の数とされ、9が二つ重なるので、「重九」や「重陽」と呼ばれるようになりました。重陽節の間、山を登ったり、菊の花を観たり、グミの実を身に着けたりして家族の無事を祈ります。重陽節はまた敬老の日でもあり、中国各地でお年寄りを訪問するさまざまな行事が行われます。 |
![]() 腊八節に寺で「腊八粥」を配り |
旧暦の12月8日は「腊八節」です。仏教にまつわる行事で、お釈迦様が12月8日に悟りを開いたことかが由来です。この日、僧侶はもちろん一般の人々も「腊八粥」を食べます。「腊八粥」とは米、栗、大麦、もち米、小豆、緑豆、インゲン豆、大豆の八種類の殻物に加え、落花生、ナツメ、栗、蓮の実が入ったお粥です。これを食べて人々は新年の五穀豊穣や幸運を祈るのです。 |
![]() 冬至の日餃子を食べる必要 |
「冬至」は毎年新暦の12月21日頃にあたり、「冬至は春節如く」とよく言われます。この日に北部では餃子かワンタンを、南部では赤飯を食べます。雪が降ると、来年はいい年になる兆しであるという伝説があります。 |
Copyright © 2005-2010 Hyman Consulting Incorporated













